三原 優子

好きな学びから
予防医学の重要性に気づく

ずっと理系の勉強が好きで、大学では生物学を、大学院では基礎医学を学びました。そこで病院実習なども体験し、自分の学んだことを活かせる分野として医療関係に目が向き始めました。大学院の研究室では糖尿病をメインに研究していたのですが、どんな病気も原因はひとつでなく、いろいろな因子が絡みあってできています。病気にかかってから、その治療薬を考えるのはとても困難。予防医学の重要性に気づき、ワクチンメーカーであるこの会社を就職先に選びました。

製薬の全工程に関わる
バリデーションという仕事

入社以来、医薬品の品質保証業務を担当し、製品となるワクチンの品質を担保するため、製造から出荷までさまざまな業務に携わっています。その全般に関わるバリデーションというのが現在の担当業務です。目的とする医薬品を製造するのに最適な条件であることを保証する検証が適切に行われているか確認する業務です。多岐にわたる製造のプロセスを、機械関係の知識も含めて全体的に把握していなければならない、とてもプレッシャーのかかる業務です。

目に見えにくい品質がはっきりと見えた時

品質保証の仕事は、製造されたものが求められる品質を満たしているかどうかを確認、判断する重要な役目を担っています。ワクチンは病気を未然に防ぐため、その品質は治療薬に比べると目に見えにくいものです。しかし最近、弊社の麻しんワクチンの製造方法がベトナムに技術移管され、現地でもつくれるようになったため、大流行していた麻しんを格段に抑えることができたと聞き、自分たちの仕事がどれだけ世の中に貢献しているかを改めて痛感しました。

人との連携なしにできる仕事なんてない

品質管理の部門には、他部署と連携せず単独で行える仕事は何ひとつありません。分野を越えてさまざまな人とコミュニケーションをとることによって問題を解決できたという場面も多く、その積み重ねによって、どの部署にも困った時に頼れる人ができ、何事も円滑に進むようになりました。何か問題があった時、いろいろな立場の人がそれぞれの知見を持ち寄って、次に活かすため徹底的に話し合う光景は、この会社の印象的なシーンと言えます。

焦らず慌てずやるべきことを追い求める

物事を徹底的に突きつめながらも、なぜか雰囲気が柔らかく、人当たりが優しく穏やかなのが、この会社の特色です。ものづくりの会社なので、みんなで協働する場面が多いからでしょうか。アットホームな雰囲気がある中で理想とする品質を追い求めるべく皆で切磋琢磨している職場です。もともと利益を求めない非営利団体だったこともあり、熾烈な出世競争なども縁遠く、皆が自分のペースで、ただ理想とする品質を追い求められる環境と言えます。

就職活動中の皆さんへ

今、限られた時間の中で人生の選択を迫られ、自分のやりたいこと、進みたい道に悩んでいる方も少なくないと思います。しかし、学生の時より社会人の時間は圧倒的に長く、それだけ選択肢も広いはずです。世の中には、本当にいろいろな職業があります。これを勉強してきたから就職先はここだ、と固定観念に縛られることなく、いろいろと視野を広げ、さまざまな仕事を知り、自分がイキイキと働いている姿が想像できる仕事に出会い、前へ進めることを願っています。